J.A.シュタインのフォルテピアノ

ヨハン・アンドレアス・シュタインについて

ヨハン・アンドレアス・シュタイン(1728~1792)は南ドイツ出身のオルガン、チェンバロ、クラヴィコード製作家でしたが、H.ジルバーマンに師事した後1751年よりアウグスブルグでフォルテピアノの製作を始めました。そしてジルバーマンの考案した跳ね上げ式のアクションを改良し、「ウィーン式アクション」を完成させました。このフォルテピアノは軽やかなタッチと明るい音色、転がるような粒のそろった音が特徴で、長年にわたり人気がありまた。

モーツァルトは1777年のマンハイム旅行でシュタインのフォルテピアノを演奏し、ダンパーがよくきいて打鍵した瞬間にその音が消えること、エスケープメント機構が付いるため滑らかに演奏する事ができるなど、絶賛の手紙を残しています。

ヨハン・アンドレアス・シュタインのフォルテピアノ

アントワープ王立音楽院のフォルテピアノ J.A.シュタインモデル

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