下西美都(チェンバロ・フォルテピアノ奏者)
- Profile
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神戸生まれ、西宮育ち。甲南女子中・高等学校卒業、神戸女学院大学音楽学部音楽学科チェンバロ専攻卒業。
大学卒業と同時にソロデビューし、プロのチェンバロ奏者として活動を始める。在学中キャンペーンガールをしていたことから大阪で行われたモーターショーに撮影会のモデルとして参加し、ミスコンテストで準優勝するなど多方面において活躍。2003年ベルギーへ移住しヨーロッパでも音楽活動をスタート。同年アントワープでフォルテピアノを学び始め、翌年オランダに渡り、アムステルダム音楽院古楽器科フォルテピアノ専攻で学ぶ。バルト・ファン・オールト、スタンリー・ホッホランドの両氏に師事。
2005年7月ファースト・アルバム「ゾイフツェル」をアムステルダムで収録。また定期的にオランダのユトレヒト国際古楽音楽祭フリンジコンサートから招待を受けて出演し好評を得、ワルトシュタイン・ソナタの演奏には観客が全員総立ちとなった。
2008年王立デンハーグ音楽院をディプロマを取得して卒業した後、ベルギーへ帰国し王立ブリュッセル音楽院古楽器科フォルテピアノ専攻に入学、ピート・クイケン、ボーヤン・ボデニチャロフの両氏に師事。クイケン兄弟の室内楽レッスンを受ける。2010年同大学院修士課程を卒業。
2009年アムステルダムでビオンディが特別審査員を務めた「第15回ファン・ワッセナー国際コンクール」で2位を受賞し、グスタフ・レオンハルト氏より「あなたに敬服します。あなたはとてもデリケートに演奏します。」という高い評価を得た。現在は拠点を日本へ移し、世界でも数少ないチェンバロ、フォルテピアノ奏者として、精力的にヒストリカル・パフォーマンス研究に取り組んでいる。